市松の純金属が特別な理由
決して真似できないその制作工程に迫る
純銀のつや消しモデルの制作過程をご紹介致します。
まずは地金の状態で叩いて形を整える。
オーダーのサイズに沿って手切りでカットする。
リングは0.5号刻みで、バングルでは1㎜単位で合わせていきます。
金槌の表面に細かな傷をつけ叩くことで金槌の傷を移しながら、地金を潰してエッジを立たせていく。
この打ち込みを何十回、何百回と繰り返して、素材を鍛えながら、打ち込みを入れていく
火を入れ、成型できるように熱する。
木槌で叩く。バングル状に成型していく。
金槌でつけた傷を木槌で上書きしていきながら。
最後に、腕を通す間口や裏面を研磨していく
これにより肌に触れる面が柔らかくなり、着け心地が良くなる。
ここでご紹介させて頂いたのは一部の工程になりますが、数十ある工程を完璧に経て、一つの市松が完成します。
model : silver1000 20㎜ bangle
純金、純銀、純プラチナなどの純度100%の素材で制作したアクセサリー。
超高難度の技を使ったハイスペックな作りながら、純金属にしては親しみのある風合いも感じられる点が魅力。
純金属は軟らかい為、非常に扱いが難しい。普通は制作過程で曲がってしまうが、金槌や木槌で叩いて素材の強度を上げながら成型も同時に行う〈市松〉だからこそ、製品化が可能なんです。
そしてそれは〈市松〉の職人である坂入大士さんだからこそできることと言える。
https://dig-it.media/2nd/article/850446/
BELLÙRIA鎌倉 タクミ