こんにちはBELLURIA高崎店のマサです。
突然ですが皆さんはどんなお財布を使っていますか?
僕は、がま口のお財布を使っています。
今日は、10年以上愛用してきた『がま口財布』のお話をしたいと思います。
こちらのブランドは・・・
生みの親である職人N氏のNと25は25種類の定番品という意味で『n25』
がま口財布へのイメージってどんな印象をお持ちですか?
ふっと浮かぶのは昭和のおばあちゃんが使っていたようなイメージが強かったりしませんか?
でも実は明治時代に日本の商人の手によってフランスから持ち込まれたものだと分かりました。
当時フランスではがま口が流行していたそうです・・・
それを知ると自分の中でのがま口へのイメージが180℃変わり、
洋服との相性や選ぶべき理由もはっきりとしてきて、すぐに欲しくなりオーダーに至りました。
そう、こちらのがま口は、全て職人N氏の手作業のみで作り出されているのです。
数十種ある革の中から好みの革を選択することができるので、
僕は『プエブロ』というイタリア製の牛革にしてみました。
グレーグリーンの淡い色をした絶妙な色の革でしたが、非常に経年変化しやすい革でもあり、
10年以上経った今では、ご覧の通りの変わり様です。
(※手前が新品状態のプエブロで奥が僕の10年もののプエブロです。)
お店で今までたくさんの方に自慢してきたこのがま口財布。
その変貌ぶりに驚かない方はいませんでした・・・
こうして進化を遂げるのは革だけではなく実は真鍮の口金も・・・
このがま口だけの為に、ごく僅かに残る金型専門の職人さんに依頼し拘りを形にして頂いた口金です。
真鍮の色は年々濃さを増してます。
真鍮製に拘ったのもこの存在感を出したくての事。
がま口ってほっぺのように膨らむので、たくさん物が入るのも嬉しいのです。
使い始めてから初めて1本のリップクリームを最後まで使い切りました・・・
(今まではついついズボンのポケットに入れてしまい、いつの間にかなくなっていたりで・・・)
中には仕切り(カード収納ポケット)や、取り出し可能なカードケースもオプションで付けられます。
僕はジップ付きのカードケースにして貰い中にコインを入れています。
(スライダーにも拘りヴィンテージの42タロンが使用されています。)
こちらのカードケースも革は本体と同じプエブロで作って貰いました。
今まで使ってきたお財布はハイブランドか、流行りを意識したデザインを選びがちであり、
このような殿堂入りしている普遍的なデザインのお財布は初めてでした。
きっとこの先もこの普遍的なデザインには更に歴史が積み重なり、
100年後に、もしかしたら僕ではない誰かが手直ししてどこかで使ってくれているかもしれないと・・・
そんな風に思わせてくれるお財布のお話でございました。
n25 作品の閲覧やご注文をご検討のお客様はこちらよりご覧ください。
https://n25craft.ocnk.net/product-list/1
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BELLURIA高崎店 マサ